松本山雅VS湘南ベルマーレ~似たスタイルを持つチームの衝突~
こんにちは。
先日の湘南戦は1-1の引き分けに終わりましたね。
両チームの良さが出た試合になりましたね。
欲を言えば勝ち越したかったのですが、仕方ないですね。
では、試合を振り返っていきましょうか。
押し込まれた展開でいかに我慢できるか
前半は、完全に湘南のゲームでした。
ボールを動かされ、後手に回ったところを突かれピンチを作られます。
最後のところで体を張りなんとか凌ぎます。
攻撃も、奪った後シンプルにペライラにあて、その裏を前田、中美が狙おうとしますが、相手CBもラフなボールには強いので前になかなか進めず嫌な展開が続きました。
こういう展開においても辛抱強く守り、無失点に抑えたのは評価できる点ではないでしょうか?
相手との力関係を考えても、このように押し込まれる展開が続くことは、予想がつきます。
しかし、昨シーズンからの継続で、崩されても最後のところでしっかり守る。
これを継続することが長いシーズンを考えたとき非常に重要になります。
押し込まれても我慢して守る
これが今シーズンのテーマになります。
見えてきた攻撃の形
前節の神戸戦に引き続き、やることが明確でした。
攻撃の形は、時間の作れるペレイラにボールをあて、サイドバックの裏のスペースに2シャドーが流れる。
そこにボールを送り、WBが高い位置を取り攻撃に絡んでくる。
これが今の山雅の形になります。
分かりやすいのが、1分54秒からのシーンです。
中美がボールを持つと前田が斜めに動き出します。
そこにボールを送ります。
そこにWBの高橋がインナーラップして角を取りに行きます。
そしてパスを出した中美が前田の外を越すことで、数的優位を作ります。
時間を作ったので、逆サイドの田中隼磨がニアに、高さがあるペライラがファーに入ることができました。
最後のクロスがミスになってしまいましたが、狙いが出たいい攻撃でした。
最後のクロスの精度とボランチの一人が中に入っていけるとより厚みのある攻撃が出来ると思うので、そこは、改善点ですね。
山雅の強みは、左サイドだと思うので、そこを生かしていきたいですね。
レアンドロ・ペレイラの生かし方
ペレイラが初ゴールを決めましたね。
ゴール前でボールを受けると期待感がありますよね。
ペレイラのポストプレーは、山雅の生命線です。
多少ラフなボールでもしっかりとキープし時間を作ってくれるので、シャドーの飛び出し、ラインアップという点でも非常に大きいです。
ただ、ペレイラが一番力を発揮するのはゴール前ですよね。
いかにして、ペレイラをゴール前で勝負させるか、これが一番の課題ですね。
上記であげたようなシーンを増やすことも大切ですね。
もう1つは、途中出場した、杉本太郎や現在怪我で離れている町田のような、バイタルエリアの相手が嫌がる位置でボールを受け、勝負できる選手が必要だと思っています。
※町田のプレースタイルをまとめた記事はこちら
湘南戦では、杉本がいい位置でボールを受け前向きにプレーするシーンが何度かありました。
バイタルエリアで前向きにペレイラの下の選手がボールを持てれば、ペレイラもゴール前に勢いを持って入ってこれます。
シャドーの選手は、裏で勝負できる前田、中美、永井といった選手とバイタルエリアで勝負できる杉本、町田、セルジーニョといった選手を組み合わせていければ面白くなりそうですね。
湘南戦の後半には、そのようなシーンが見られたのでこれからに期待ですね。
※追記
レアンドロ・ペレイラ選手についてはこちら。
まとめ
湘南と山雅は、豊富な運動量、素早い切り替えで相手を圧倒していこうという似たようなスタイルのチームですね。
さすがに、ルヴァンカップをとったチームだけあって強かったですね。
ただ、このようなチームに勝ってこそ、J1残留があると思うので、ホームでは勝ちきりたいですね。
次節は、サガン鳥栖。
この試合は、反町監督もいっていましたが、落とせないゲームですね。
試合前の分析等の記事もあげる予定なのでお楽しみに!!
では今回はここまで。